したことログ。

危惧されていた台風はタイミングを計ったかのように歩みを遅め、
香川県獣医師会主催の動物愛護フェスティバルは予定どおり開催されました。

去年から変更された点は多く、準備の間にもちょっと不安も…。



今回、大きな変更としては譲渡の当日渡しが取りやめとなりました。
譲渡ボランティアが、飼養環境を確認してから犬・猫をお渡しすることになりました。
当日のうちに渡していた去年までとは、大きな転換でした。
獣医師会及び行政の決断に感謝します。

犬たちも、新たな飼い主との出会いを心待ちに…かどうかはわからないけれど、
魅力をいっぱいにアピールしました。



動物愛護活動は、譲渡だけではありません。
どうすれば飼い主のいない動物を減らすことができるのか。
その第一歩は、飼い犬・猫には首輪に名札を付け、万が一に備えることです。
ほんとに、ひょっとしたタイミングに、逃げてしまった動物でも飼い主に連絡がつくこと。
首輪につける迷子札って、その有効な手段なんです。

私は今回、高松市のテントブース、迷子札の作成コーナーを担当しました。



まずペットの名前を書く。
一緒に連絡先も書いてね。
ひょっと、ひょっとお家を離れてしまったときのために。

お家の中だけで飼っていても、ひょっと外に出てしまうことはあるんだよ。
迷子札を着けてあげようね



子供を始め、お母さんたちにも訴えました。
イベントのお手伝いに穴吹専門カレッジの学生さんも参加してくれました。
私たちの言っている内容を真似、「連絡先も書こう」って子供達に言ってくれている。
私たち大人は、事態は変わらないなんて諦めてはいけない。そう思いました。

なかなか効果が目に見えない、草の根活動です。
それでも、首輪に着けるよと言ってくださる飼い主さんがいる。
飼い犬に着けるため、丁寧に工夫を凝らす子供さんがいる。
ならば続ける価値はある。

その他にも、殺処分のこと、私たちのできること。
それらが掲示されることが、これまでのフェスティバルであったでしょうか？
香川県は啓発のためのＤＶＤ、
「みんなで考えよう！動物愛護」　小さないのちの方程式
　～だれでも出来る。いろんなカタチの動物愛護～を作成しました。





動物を飼っている人にも飼いたい人にも、来年のフェスティバルに参加してほしい。
楽しみながら、ほんとうのことを知ってほしい。

その手伝いを、来年もさせてもらえると嬉しいです。