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2011年12月31日

2011年の読書

今年の読書総括をソーシャルライブラリーから。
2011年の読書

読了163冊、書籍購入費136,039円。
目標の読了120冊、購入費120,000円を大幅超過。
来年の目標は今年に同じく、ほどほどの費用で質のよい読書を心がけます。

振り返ってみると、まぁよく読みました。
小野不由美、スティーヴン・キング、ステファニー・メイヤーは揺るがず私のコアでありつつ、
新しい出会いはキャロル・オコンネルと角田光代。
どちらも女性を主題に絡めつつ、こうありたしと読み手に思わせる作家。出会えてよかった。
そして新作を心待ちにします。

今年だからの本は「原発のウソ」と「朽ちていった命」。
原発や放射能について正面から考えたことは私の糧になりました。

それから、児玉清さんの逝去、「あの作家に会いたい」。
飽くなき読書欲と、面白い小説が好きと公言することは恥ずかしくないこと。
私もそうであろうと決めました。

上記も充分に素晴らしいのだけど、それを別にして今年ベストを選ぶなら、
「虐殺器官」(伊藤計劃)を。
"凄い"小説でした。
読み終わって満足するのでもなく感涙するのでもなく呆然としたのは初めてかもしれない。
2度読んで感想をまとめたものの、やはりあの呆然の本質を言葉にできない。

私の心の糧となり折に触れて思い出すであろう言葉は以下の2冊から。
「超訳ゲーテの言葉」より『欲望を露骨に表す者。自分の満足しか求めない者。そして平凡な者。こうした者を、否定してはならない。彼らは人間の永遠に変わらぬ本質をそのまま示している。となれば、彼らを否定することは、自分を含めた人間そのものの否定につながってしまうからだ。』
「対岸の彼女」より『なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。』『信じるんだ。そう決めたんだ』

来年もまた素晴らしい本に出会えますように。

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