したことログ。

正式には「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正法案が、
今月29日、可決成立しました。
これから1年をかけて細かいことを定め、施行されます。

犬や猫 生後５６日間販売禁止へ（NHKニュース）

5年に1回見直しすることになっているそうで、
5年前の私はただの猫好きでしたから、今回初めて成行きを見守ります。

今回の改正の改正点と問題の焦点はこちらに上手くまとめられています。
党派を超えて検討が続けられたと聞いています。
動物愛護管理法改正案の成立に当たって（談話） 社民党HP

今回の改正でまず挙げられるのは生後56日間販売禁止です。
人間の幼児が親や兄弟から様々なことを学ぶように、
犬や猫もそれにあたる時期があります。
成長してからの噛み癖、吠え癖は、しつけもあるでしょうけれども、
この時期の経験に相関するというのが通説になっています。

飼い犬が噛む。吠える。

これを、「やむを得ず飼い犬を保健所で処分する」理由とする人は少なくありません。

また、捨てずに一生家族として生活するとしても、その癖に困り、
「うちの犬は馬鹿だから」と思われるとしたら、それも切ないことです。

すべての犬、猫は馬鹿なんかじゃない。
ましてや人間に捨てられ殺処分されていいはずがないのです。

一方、販売する業者側としては56日経過まで飼育しなければならない負担。
それに、生後45日程度の「かわいい」姿で店頭に陳列したほうがよく売れる。
人間都合で、反対したのです。
この業者側の持つ力に実質的に負けたことは悔しいです。

せっかく改正した法律、うまく運用していかなければなりません。
なんとか犬猫も、ひいては人間も幸せになれるよう、変えなくては。
今後も経緯を見守りたいと思います。