したことログ。

猫が家の壁や柱を引っかくのには、理由がいくつかありまして。

ひとつは、爪とぎをしたい場合。
猫の爪は硬い場所で爪とぎをするとはがれるようになっていて、
下から新しくて鋭い爪が現れます。
だからいつも爪はシャキーン☆と保たれています。
また、ストレス解消やなわばりのマーキングの意味もあります。

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我が家の猫は、爪とぎ機能を備えた猫タワーがあるので、
そこで欲求が満たされているらしく、建具では爪とぎをしません。
彼らの爪が問題になるのは、彼らが隣の部屋へ行きたいとき。

人間としては行ってもいい部屋は開け放し。
行ってほしくない部屋は、いつも閉めている。

でも僕、行きたいんだよね。
そこが開くって知ってるんだよね。

軽めの引き戸なら、開けてみせます。
開けられないときは。

僕がやって開かないなら、人間に開けさせればいいんだよー。

これ見よがしに爪を立ててみせて人間の気を引くのです。
人間が声をかけるまでしつこいのなんの。
…できればガードして、無視したい。
猫の悪い癖を矯正するには飼い主の無視がいちばんでしょ！

そこで購入したのが、ひっかき防止を謳った透明な弱粘着シート。
ペット用品として売っています。
好きな大きさに切り取り、付箋のように貼ってはがせるタイプです。
爪あとが気になる場所に、少し大きめに貼ってみた。

が。

貼ったその夜中、そこでは普段ありえない格闘の音が続き…。

翌朝の状況。


これは、だめだ。
爪ではがし、歯でちぎる。
ちぎった破片が床に散乱していました。
破片を食べてしまうと大変なことになるので、即撤退。はがしました。

改めて粘着シートの説明書を見ると、「大きめに」貼るよう書かれていました。
ならば。


上は猫が背伸びしても届かない高さまで。
左右は扉の隙間から裏へ回して、爪がかかるとっかかりを無くしました。

それを貼ったのは去年7月だったのですが、半年経った今日でこの様子。



うむ。
相変らず猫は開けたがり、引っかきますが、扉は無傷なので無視できます。
そろそろ貼り替えたいかなぁ。くらい。

賃貸のお部屋だと、切実な悩みになりそうだわ。
まるまる弁償、になりますよね…。