2017年05月01日
2017年4月の記録
年度末/年度始めのKindle本セールに巻き込まれて積読が増えるのも恒例行事。
ああ、また禁欲(買うほう)を心掛けねばならぬ。
積読本92冊(うちKindle本24冊)。

4月の読書メーター読んだ本の数:8
現代の地政学 (犀の教室)の感想いつもの新書より踏み込んだ内容の地政学講座。地政学とは様々な学問を織り込んだ超応用学。物語として暴走させれば危険なものでもある。と、読み終えても私は地政学の定義を説明できそうにない。ただ、一読しただけでも日々のニュースの背景は変わって見える。山、海、国境、宗教の考え方。国家は各々、自国に資する人材を育成するための教育を企む。教育とは摺り込みだ。佐藤氏はプロ。知識は深く広く多面多次元にわたる。だから佐藤氏の薦める著書を辿ることで、粗悪なメディア報道に惑わされず、地道に深い知識を積み重ねるという方法もアリだ。読了日:04月28日 著者:佐藤優 
日本人はどこから来たのか?の感想現生人類は世界各所で多発的に進化したのではなく、アフリカで起源した者達が世界にあまねく拡散していった。これが現在の共通認識である。日本へは、ヒマラヤの南と北から各々東へ進んだ集団が合流し、沖縄、対馬、北海道から現日本列島へ流入した。結論だけ追えば簡潔だが、私は畏敬の念に打たれる。現生人類は自らが進んだ地の地形や気候に体を適応させ、道具を創って生き抜いた。他集団と雑じり繁栄した。そこには国境も国家もなかった。また、沖縄からの流入が琉球人で北海道からの流入が即アイヌではない。現人類は、皆雑じった結果なのだと。読了日:04月25日 著者:海部陽介
秘伝 2017年 03 月号 [雑誌]の感想再びみたび私の課題は丹田へ戻っている。そこへ特集「All about 丹田」とくれば、読まずにいられない。武術の流派を問わず、丹田は肝心である。感覚や意識は自分だけのもの。丹田をどのように知覚するべきか、どこを脱力するべきか、私は間違っていたもかもしれない。ゆえに重心がぐらつくのではないか。丹田を鍛えるという表現には違和感があるが、『何をするにも肚を起動させる』のは面白いアプローチだ。肚を崩すことなくに套路をこなすのはとても難しい。瞬時に肚を起動した状態をつくる癖は役に立つのではと、やってみることにした。読了日:04月19日 著者:
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)の感想一応、完結。ビブリオシリーズを読んで良かったことを3つ挙げる。せどり屋という生業が存在すると知ったこと。古書店へ入り浸る楽しみを思い出し、何度か行ったこと。ラノベでもこれだけの文献をあたって調べ上げて書く心意気のあるものがあると知ったこと。うん、いいシリーズだったよ。読了日:04月16日 著者:三上 延
実況中継 トランプのアメリカ征服 言霊USA2017の感想トランプネタは日本でもイヤというほどメディアで取り上げられるが、アメリカ在住の著者から大統領選以降にアメリカで起きた事を聞くと、アメリカという国の持つ考え方や仕組みは想像以上に日本と違う、と改めて理解できる。『You can't handle the truth』。暮らしは辛く先行きは暗く、現実に耐えられないから「ポスト真実」などと呼んで嘘を信じる。そんな貧しいアメリカ人が増えた現実が露わになった。無茶苦茶な大統領は危機に違いないが、一方、やっぱり格好良いアメリカ人もいるとわかる。果たしてこの先如何に。読了日:04月15日 著者:町山 智浩 
シャンデリア (Kindle Single)の感想狂ってる。主人公の行動を追っていると、異常だと切り捨てたくなるのだけれど、「普通の女」をデフォルメしただけとも言える。そうか、女って誰しもどこかしらおかしくなってゆくものなのだなと納得したくなる。主人公の抱えているものが何であるか、はっきり言い当てることはできない。しかしシャンデリアが見事に象徴していることは感じるのだ。偽物の太陽、まがいものの煌めき、しかし確かな重量感、常に頭上で自分を狙っている、凶器つまり狂気。明日もまた彼女はデパートへ行くのだろうか。行かなくていい日が来るといいと、同じ女として願う。読了日:04月07日 著者:川上 未映子 
怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 (集英社文庫)の感想苦笑。そもそも行けてないやんか。インド入国に関するどたばたと高野さんの焦燥ぶりが読みどころだ。有能なお守りのおかげで、現代の情報ネットワークが行届かないご当地の情報は手に入った。しかしウモッカは遠いなぁ。当時の高野さんと今の私は同世代になる。同世代でこんなんおったら、呆れ返るばかりで、間違っても憧憬の眼差しを注いだりはしないと思う。いや、ご本人の真剣な目を見たら、どきっとしてしまうんやろか。読了日:04月07日 著者:高野 秀行 
虚像の道化師 (文春文庫)の感想短編集。長編にならなかったトリックアイデアの習作のようにもある。これらの文章はトリック成立と破綻なき推理のためのものであって、それ以上の意味を持つものではなく、よってそれ以上の意味を感じ取るべきものでもないのだ。それを私は「職人技」と称え、気楽に読めることを喜んだりしている。それが小説としていい悪いではない、安楽の空間なのだ。読了日:04月01日 著者:東野 圭吾
注:
はKindleで読んだ本。
ああ、また禁欲(買うほう)を心掛けねばならぬ。
積読本92冊(うちKindle本24冊)。

4月の読書メーター読んだ本の数:8



![秘伝 2017年 03 月号 [雑誌]](https://img.bookmeter.com/book_image/SL120/0/0.png)








注:

Posted by nekoneko at 13:40│Comments(0)
│読書