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2011年08月17日

お盆の読書

お盆の間に読んだ本は印象的なものが多かったので、
ソーシャルライブラリからレビューブックを転記しておくことにする。

「猫には猫の生き方がある」 岡野 薫子, 草思社 読了(2011-08-16)

1990年代、東京でも自然のわりあい多い地区で、猫飼育禁止のマンションにおいて、野良を含め複数の猫を出入り自由にさせる、という暮らし方が多くの軋轢を生むのは当然。しかし「猫にとっての幸せとはなにか」を思う者にとっては、考えさせられるところの多い本だった。地域や環境、時代によって状況は変わり、猫を好きな人の数だけやり方はあって、一概に正否をつけられる問題は少ない。

「山頭火日記〈1〉 (山頭火文庫)」 種田 山頭火 春陽堂書店 読了(2011-08-15)

自分と大きなものの対峙、あるいは寄り添い、ふとした心の揺れが短い一行の中にまざまざと現れうることに驚く。読んだ瞬間、自分の中で情景が膨れる感覚がとても好きだ。
人の善意でいただいたものだけで口をしのいで歩く、その記録。その寡黙な印象と裏腹にとても無口無心な日暮らしではないらしい。目指す我のありかたが読んでいるうちにおぼろに見えてくる。


「原発のウソ (扶桑社新書)」 小出 裕章 扶桑社 読了(2011-08-12)

スーパーに関東産のキャベツが、安いのに山積みのままなのを見たときに他人事でないのを悟った。といってウランもセシウムもストロンチウムも区別がつかず、事態を知りたいと思って買ったのがこの本。書かれたのが5月の時点ではあるけれども、原子力発電の仕組みから始まり放射能量と死ぬ確率の相関、外部被ばくと内部被ばく等、民間人として知っておきたいことはわかりやすく説明されていた。あと、日本の原子力発電技術が粗末なものであることも。選んで正解。

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