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2012年09月23日

動物愛護週間、イベントに参加。

昨日、徳島の動物愛護のつどいに参加してきました。

場所は徳島県動物愛護管理センター、かねてから行きたいと思っていた場所です。
動物愛護週間、イベントに参加。

正直、門に立った瞬間、度肝を抜かれました。
香川には愛護センターがありませんので、想像もなにも、ではありますが。。。
香川でいうと、高松空港にあるさぬきこどもの国みたいな感じ。
親子連れで行ける遊具やギャラリーもあつらえられ、整然と明るく整備されていました。

動物愛護週間、イベントに参加。

保護した野犬や飼えなくなった犬ねこを収容、処分する施設を見学しました。
引き取り手がなければ、来週には人間の手で消されてしまう命に会いました。
1日平均にすると、9頭が処分される計算になるそうです。
人間を見て鳴いて訴える仔猫に、私はうなずいてやることしかできなかった…。

それでも、こうして一般人の目に触れることは大切だと思いました。
目に触れないようにして、知られないのでは、なんにもならない。
皆が知って、現実を変えていく。それが愛護センターの役割。
命を処分するための施設ではない、1頭でも生かすための施設。
施設スタッフの方がそうおっしゃいました。

案内してくださった徳島の動物愛護推進員の皆様、Peaceの皆様、
そして施設スタッフの皆様、ありがとうございました。
違う立場で関係を築きあっておられる様子を、うらやましく思いました。
また、香川の落差の激しさ、これからの道の遠さに、気の遠くなる思いがしました。

同時開催の、ゆめタウンのパネル展示も見させていただきました。
動物愛護管理センターをはじめ、獣医師会、教育委員会、愛護団体など、
別個の組織が連携した企画のように見受けられました。

動物愛護週間、イベントに参加。

紅葉

今日は高松の動物愛護フェスティバルに参加しました。

動物愛護週間、イベントに参加。

猫60頭、犬20頭、福島からの犬10頭の譲渡が行われるコーナーは盛況。
被災地のパネル展、災害対策、野生動物、家畜に関する展示がありました。
ポン菓子のブースは問題があると思いました。
人間でさえ驚く破裂音、犬猫たちはそのなん100倍も聴覚が敏感だというのに…。

同じ頃、高松駅から会場へ向かう広場で、あるパネル展示がありました。
以前ご紹介したことのある、Willさんの小さな命の写真展です。

動物愛護週間、イベントに参加。

チラシ配りの手伝いをされる方、立ち止まって話して行かれる方。
知って、思いを同じ方向に向けられたら、すばらしい。

紅葉

この2日間で、私はわからなくなってしまいました。

車で来て、有料駐車場に停めて愛護イベントに参加する人。
これから家族になるのだと、嬉しそうに仔猫を連れて帰る人。
見ておかなければと、収容棟の見学に並ぶ人。
飼っている犬を連れて飼養相談をする人。

どの人も普通の、動物を愛している人に見えます。

そして、家族同然だった犬猫を処分したいと施設に持ち込む人もまた、普通の人なのです。
こんなふうに死んでいくのだと説明しても、断固と置いて去るのだそうです。

「私は捨てない」なんて、状況が変われば簡単に翻ってしまう。

それは人と人の間でも同じ。

信頼してくれている相手を、簡単に裏切ることができることと、同義です。

そういうことになりませんか。
誰も信じられないと、思いませんか。
自分もそうかもしれないと、思いませんか。

殺伐とした気分で、月曜日を迎えようとしています。

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この記事へのコメント
なやみぶかい経験をしたのだね

わたしだって簡単に人を裏切るかもしれない
いや、もう裏切っているのかもしれない

ただできるのは、希望を遠くにでもみて、
立ち止まらず歩き続けることでしかないのではないかしら
Posted by みちかぶら at 2012年09月23日 23:35
そう。動物に対する気持ちや行いは、命に対するその人の考え方を表していると感じます。だから人と人の間でも同じ事が起こる・・自分にも起こる。

この世の実相は苦、だったら苦しむ動物がいることも、それを見て苦しむ自分がいることも、仕方の無いことじゃないかと、動物の問題に取り組む活動をやめようと何度も思いました。今までの活動で様々な人を見てきて私は「実行力のある法律ができなければ解決は無理」と本当は感じています。
でも何もせずにはいられません。活動を始めた5年前より殺処分問題に関心を持つ人が増えてきているのも感じます。沢山の人が声を上げることで問題解決への道筋が見えてくると信じて共に頑張りましょう☆
(駄文を書き連ね申し訳ありません・・)
Posted by 黒猫 at 2012年09月24日 14:37
みちかぶら、ありがとう。

目の前のかなしみがあんまり大きいと前が見えないね。
今日はちょっとましになった。
忘れるんじゃなくて、用心深く心にしまって、進めそうだよ。

2年前まで希望だと思って喜んでいた景色が、
希望ではなかった、新たなかなしみの種だったと知ってしまったんだ。
また新しい希望を、見つけたいな。
Posted by 猫々亭猫々亭 at 2012年09月24日 16:35
黒猫さま、コメントありがとうございます。
2日間、私にとってヘヴィな経験であったようです。
でも迷っている間にも、火曜日の日付の入っていた檻の子の命は今日消えるんですよね。香川は4日ですから、もっと早い回転で消えていっている…。

私も諦めるのはいやです。
蛇口を、締めないといけません。
強制力のある法律もしかり、愛護センターもしかり。人の意識を変えるのに、「捨てないで」というポスターでは意味がないことを実感しました。効果的に現実を変えていくために、できることを探そうと思います。
Posted by 猫々亭 at 2012年09月25日 11:09
先日少しの時間ですがご挨拶させていただきました。
猫々亭様の率直なおもい。
ぜひ転載させて頂きます。
Posted by 夢のちまた at 2012年09月27日 22:10
夢のちまたさん、先日はありがとうございました。
また、ツイートしてくださってうれしいです。

この記事への問いへの自分なりの答えを書こうとして、まだぐるぐる考えています。
先日も、地元のブリーダー直販で犬を格安で買えたという知人と話をして、いろいろ聞かせてもらいながら、またもひとり勝手に沈没しました。
自分にできることとできないこと、行政に求めていかないといけないこと…。

またの機会に徳島へお伺いして、お話を聞かせていただけたらと思っております。
Posted by 猫々亭 at 2012年09月28日 10:09
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