2012年12月01日
2012年11月の読書
Kindle Paperwhiteを手配しました。
隙間時間用のエッセイなどは、大部分こちらで調達することになると思います。
専用カバー込みで10,000円程度、今年は予算に対して本代が抑えられているから、
誘惑に負けて良しということにしました。
今月は「64」の読後感に満足しきったため、そののちは消化試合気味。
言いえて妙かな、Kindle入手後はリアル本、Kindle本双方が増えることが予想され、
12月は曖昧に手持ちのままの本の消化にとにかく努めます。

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2133ページ
ナイス数:95ナイス
真珠郎―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)の感想
文才のない語り手を自称することで、より美しいものを想像させる技に掛かる。妖しさ、陰惨さ、狂気と謎。見世物小屋の口上のように、下世話な好奇心を上手く煽られて、つい読み進めてしまう。どの結末も、なんとも退廃的な余韻を残すことよ。
読了日:11月26日 著者:横溝 正史
オリーブの島の盲導犬オルガの感想
香川県盲導犬給付事業の第一号であり、小豆島で初の盲導犬となったオルガとそのオーナーの記録。心暖まるノンフィクションというより、障害者の社会参加に焦点を当てた追跡記録である。たまたま私の居住県のもので、福祉団体やボランティア活動など固有名詞から活動の広がりを想像することができた。盲導犬は使役犬であるとともに、コンパニオンアニマルとしての役割も担い、オーナーの精神面を支える。引退犬の問題は胸に迫る。盲導犬の社会的マナーとその浸透について、また白杖や盲導犬の法律について、初めて知ったことが多かった。
読了日:11月23日 著者:土居 忠行
常備菜の感想
疲れていて夕飯づくりが億劫なとき、冷蔵庫になにかあると気分が楽。あと1、2品だけ頑張ろうって思える。余裕のあるときに、たくさんつくって冷蔵しておけばなにかとつかえるレシピ集。このレシピ本は3度おいしい。見ておいしく、つくって楽で、食べておいしい。シンプルなので、いろいろアレンジもできそう。折り目だらけになりました。
読了日:11月21日 著者:飛田 和緒
64(ロクヨン)の感想
自分の全存在をぶつけて生きている男の硬質な生きざま。人がひとつ動けばひとつやふたつ、相手の反応を見てはふたつやみっつ、なにか感じ、なにか考える。しかし過ぎれば大概は忘れてしまうものだ。それをなべて拾い、著者の組み上げた螺旋階段を私も追う。ただ三上の進もうとする姿に追随するだけで心がぎゅうぎゅう圧されて、時間を忘れる。三上が自分の立ち位置を決める場面が好きだ。全ての人はなにかしら思惑を秘め、滲ませているものなのだな。圧巻、読みごたえあり。横山秀夫、ここにあり、である。
読了日:11月12日 著者:横山 秀夫
シズコさんの感想
娘と母親の生涯かけての確執が珍しいものでないことを、30歳近くになって知った。母の理不尽を認識しながら、やはり老いた母親にした色々のことを後悔せずにはいられない佐野さんの姿を見て、いずれ自分もそうであるだろうと予感する。いつか、のたうつように悔いることになる。だからといって関係は変えられない。それもひっくるめて人生だよね。と言われている感じに、泣き笑いの気分になる。私にもその後、許しがやってくるだろうか。
読了日:11月12日 著者:佐野 洋子
エリックの感想
小さな絵本の体裁。この、どう発音してよいかわからない名前の留学生は、どうやら人でもなさそうだ。どう捉えてよいかもわからないまま時が過ぎ、突然彼はいなくなる。そのことをどう思えばよいのかすらわからない。しかし、彼の残したものに目を奪われ、心震えるのだ。とても大切なものを見せてもらった気がする。
読了日:11月6日 著者:ショーン・タン
バカの壁 (新潮新書)の感想
私はわかっているのよ、と思えば思うほど実は突き当たっているのがバカの壁。自分は変化し続けて当たり前で確固たるものなどなく、個性は探したり伸ばしたりせずとも既にある。柔軟に疑い、思考すること。 養老節は歯切れよくて好きなのに、なぜか飲み込みにくく時間がかかった。ひょっとするとこの本が自著でなく、独白を文章に直してもらう形式であるために、調子が狂うのか。もっとすぱっと、エッセイ形式のほうが好きかもしれない。
読了日:11月5日 著者:養老 孟司
改訂版 香川県の山 (新・分県登山ガイド 改訂版)の感想
今日、思いがけず堂山に登りかけて挫折して、帰ってから読んだ。なるほど親切な指南、でもそこんとこもうちょっと詳しく…。全部通して読む本でもないので、読了登録しておきます。
読了日:11月3日 著者:高松勤労者山の会
隙間時間用のエッセイなどは、大部分こちらで調達することになると思います。
専用カバー込みで10,000円程度、今年は予算に対して本代が抑えられているから、
誘惑に負けて良しということにしました。
今月は「64」の読後感に満足しきったため、そののちは消化試合気味。
言いえて妙かな、Kindle入手後はリアル本、Kindle本双方が増えることが予想され、
12月は曖昧に手持ちのままの本の消化にとにかく努めます。

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2133ページ
ナイス数:95ナイス

文才のない語り手を自称することで、より美しいものを想像させる技に掛かる。妖しさ、陰惨さ、狂気と謎。見世物小屋の口上のように、下世話な好奇心を上手く煽られて、つい読み進めてしまう。どの結末も、なんとも退廃的な余韻を残すことよ。
読了日:11月26日 著者:横溝 正史

香川県盲導犬給付事業の第一号であり、小豆島で初の盲導犬となったオルガとそのオーナーの記録。心暖まるノンフィクションというより、障害者の社会参加に焦点を当てた追跡記録である。たまたま私の居住県のもので、福祉団体やボランティア活動など固有名詞から活動の広がりを想像することができた。盲導犬は使役犬であるとともに、コンパニオンアニマルとしての役割も担い、オーナーの精神面を支える。引退犬の問題は胸に迫る。盲導犬の社会的マナーとその浸透について、また白杖や盲導犬の法律について、初めて知ったことが多かった。
読了日:11月23日 著者:土居 忠行

疲れていて夕飯づくりが億劫なとき、冷蔵庫になにかあると気分が楽。あと1、2品だけ頑張ろうって思える。余裕のあるときに、たくさんつくって冷蔵しておけばなにかとつかえるレシピ集。このレシピ本は3度おいしい。見ておいしく、つくって楽で、食べておいしい。シンプルなので、いろいろアレンジもできそう。折り目だらけになりました。
読了日:11月21日 著者:飛田 和緒

自分の全存在をぶつけて生きている男の硬質な生きざま。人がひとつ動けばひとつやふたつ、相手の反応を見てはふたつやみっつ、なにか感じ、なにか考える。しかし過ぎれば大概は忘れてしまうものだ。それをなべて拾い、著者の組み上げた螺旋階段を私も追う。ただ三上の進もうとする姿に追随するだけで心がぎゅうぎゅう圧されて、時間を忘れる。三上が自分の立ち位置を決める場面が好きだ。全ての人はなにかしら思惑を秘め、滲ませているものなのだな。圧巻、読みごたえあり。横山秀夫、ここにあり、である。
読了日:11月12日 著者:横山 秀夫

娘と母親の生涯かけての確執が珍しいものでないことを、30歳近くになって知った。母の理不尽を認識しながら、やはり老いた母親にした色々のことを後悔せずにはいられない佐野さんの姿を見て、いずれ自分もそうであるだろうと予感する。いつか、のたうつように悔いることになる。だからといって関係は変えられない。それもひっくるめて人生だよね。と言われている感じに、泣き笑いの気分になる。私にもその後、許しがやってくるだろうか。
読了日:11月12日 著者:佐野 洋子

小さな絵本の体裁。この、どう発音してよいかわからない名前の留学生は、どうやら人でもなさそうだ。どう捉えてよいかもわからないまま時が過ぎ、突然彼はいなくなる。そのことをどう思えばよいのかすらわからない。しかし、彼の残したものに目を奪われ、心震えるのだ。とても大切なものを見せてもらった気がする。
読了日:11月6日 著者:ショーン・タン

私はわかっているのよ、と思えば思うほど実は突き当たっているのがバカの壁。自分は変化し続けて当たり前で確固たるものなどなく、個性は探したり伸ばしたりせずとも既にある。柔軟に疑い、思考すること。 養老節は歯切れよくて好きなのに、なぜか飲み込みにくく時間がかかった。ひょっとするとこの本が自著でなく、独白を文章に直してもらう形式であるために、調子が狂うのか。もっとすぱっと、エッセイ形式のほうが好きかもしれない。
読了日:11月5日 著者:養老 孟司

今日、思いがけず堂山に登りかけて挫折して、帰ってから読んだ。なるほど親切な指南、でもそこんとこもうちょっと詳しく…。全部通して読む本でもないので、読了登録しておきます。
読了日:11月3日 著者:高松勤労者山の会
Posted by nekoneko at 11:29│Comments(0)
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