したことログ。

はなには異食癖があります。
異食癖というのは、本来食べてはいけないものを自ら食べようとする癖のこと。
異食癖のある猫は、異食するものがある程度決まっているのだそうです。
例として、布類、ビニール、紙、プラスチック、猫砂などがあります。
アイヴィーなど観葉植物には、葉に毒を持つものもあります。
観葉植物は「食べもの」ではありませんから、私はこれも異食だと考えます。

はなの場合は、ビニールです。
ビニールひもの玉とか、ビニール袋の切れ端とか、細くてしゃくしゃくしたもの。
卵のパックの硬い切れ端を食べようとして吐いたこともありました。
対策は「猫の食べそうなものを、届くところに置かない」の一言に尽きるので、
箱に仕舞ったり、すぐ処分したり、おかげで部屋はいつも片づいています。

ですがどうしたって、隙はあるもの。
先日、部屋のどこかからしゃく、しゃく、という音がしたのですっ飛んで行くと、
ごっくん、と飲み込んだ瞬間でした。
アイスクリームのビニール袋を開けたときの、細い切れ端。
推測するに、それが床に落ちていたようでした。



異食の怖いのは、それが消化されず器官に詰まってしまうことです。
長いひも状のものだと、腸の途中で引っかかって便と一緒に出せなくなることも。
その場合、手遅れになる前に病院で開腹手術しなければなりません。
長めに10日ほど様子を見て、食欲も排便も問題ないことを確認して、
それまでは目を離した隙に苦しんでいないか、気が気ではありませんでした。

なぜ、はなはビニールを食べたがるのか、考えていました。
細くて、しゃくしゃくした感触の、猫の食べたがるもの…。
私は、原因と解決策は猫草にあると考えるようになりました。



猫に猫草は必須ではないといいますが、それも猫の性質によるようです。
うちにいる猫たちは皆、猫草を好みます。
嗜好ではなく、必需であるようで、争って食べようとします。
毎回、毛玉を吐きたいということでもなさそうです。
ただ猫草があれば、ビニールを食べたり、生花や観葉植物に興味を示さないようです。
他のブログで、同じように感じていらっしゃる飼い主さんもおられました。
きちんとした裏づけがあるわけではありませんが、同じ問題をお持ちの飼い主さんは、
試されてはいかがでしょうか。



猫草ついでに。
なぜ猫草が猫にとっての必需と感じているにもかかわらず、
いつでも食べられる場所においておかないのか？

まずひとつに、食べ過ぎて吐くからです。
あのつんつんした葉で胃を刺激することが目的なので、
毛玉などと一緒に吐き出すこと自体は問題ではありません。
しかしはなは、最終的に血の混じった胃液を吐くまで食べ続けました。
いつでも好きなだけ食べられる、それがよいわけではありません。

それから、猫草が枯れやすいこと。
ショップで売っているプラスチックの鉢植えを、私は維持できたことがありません。
新しく葉が伸びる前に猫が食べつくしてしまうからです。（猫草の植替え参照）
今調子よくいっているのは、上記写真の鉢植え。
猫のひっくり返せない鉢に、種から育てた猫草。
伸びるまでは屋外で栽培し、食べさせるときに屋内へ。食べたらまた屋外へ。
これ、4ヶ月もっています。ちょっと重いけど。。。

ご参考までに。