2014年09月01日
2014年8月の読書
他人の本棚を見ると動揺する。
いわゆる著名な読書家ではなく、ちょっとした知人とか身近の人の。
自分の読書の雑多な振れ幅とか、売っちゃったことへの後悔とか、
本の選択を絞る必要性を感じる一方であれもこれも読みたい欲求とか。
時間的、精神的にも読む受容力の限界をも感じているはずなのに。
私、まだまだじゃの。
積読本114冊。気になっている本408冊。

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
模倣の殺意 (創元推理文庫)の感想
電子書籍には向かないタイプのミステリ。なにか伏線に引っかかるものを感じてもぱらぱらと戻ることができないので、なし崩しに最後まで読むしかなかった。消化不良、でも結末を知ってしまったから、読み直すのもおっくうだわ。
読了日:8月31日 著者:中町信
ことりっぷiforte四国の感想
四国はいいところね。自然も食べるものも、誇れるものでいっぱい。ここはあの人と行きたい。ここもあの人と行きたい。その全てが叶わなくなった今、1ページ1ページの写真のきれいさに胸を締めつけられるよう。旅の計画は保留に。
読了日:8月30日 著者:ダニー・コレマンズ
木 (新潮文庫)の感想
露伴氏は幼い子供達に、草木を愛する事が人生の糧になるからと背を押した。だから、という範疇を超えて、文さんは木に執着をお持ちだったようだ。全国各地へ飛んで、ただ見たいだけではなく、自ら触れ、樹皮を指で掻き分け爪でこじ、納得がゆくまで諦めない。木々の持つ力と文さんの意外な頑固さが対峙する様を、美しいことばを尽くして描写されていることに圧倒された。遺著。山旅に出て、森に近い場所で読むと楽しそう。杉形ということば、覚えておくこと。
読了日:8月26日 著者:幸田文
怖い絵の感想
怖いも色々である。さて絵画鑑賞には不調法で、幼少時に連れられた絵画展では10秒ほど眺め、なんらかの感慨が湧かなければ次の絵に移ることを繰り返していた。配置や色彩の美しさへのセンスがないのはもとより、教養知識の上に解釈の成り立つことや、小説が人間を描くように絵画もまた人間を描くことに今更気づくのだから、そら楽しみようもなかったのである。見ているつもりで、気づいていないことだらけ。こう解説されれば、絵画っておもしろい。
読了日:8月24日 著者:中野京子
知ってても偉くないUSA語録の感想
アメリカの常識的な感触を、住んだことのない私は町山氏のエッセイから感じ取っている。少々盛っているところはあるにせよ、スティーヴン・キングのエッセイや小説あとがきに感じられた危惧感の裏付けになる文章もあり、薄ぺらい私のアメリカ像が少し立体化するので満足した。逆バージョンで、日本のことを書いたエッセイがあったら読んでみたいのにな。似たテイストになる予感がする。
読了日:8月23日 著者:町山智浩
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門の感想
氏は職業柄、広大な領域に渡る知識と教養を必要としていた。本は無限にあり、人生は有限。その必需が生んだ読書術である。本の重要性を超速読で判断し、読み込む深さを決める。基礎知識を得るための書籍選択は違えず、基礎知識あってこそ的確に全体を理解し、その分野の速読が可能になる。さて、結局のところは、読書への目的意識に帰結する。何の為に本を読むのか。人生において読まなければならない本が私にあるとすれば、それは何かと考えることである。そのように読まなければならない本は残念ながら私にはないようだ。好きなように読むのみ。
読了日:8月22日 著者:佐藤優
11/22/63 下の感想
厚さに劣らぬ重たい読後感。キングの小説においてかつてホテルやピエロが敵であったように、今回は過去があたかも悪意を持っているかのようだ。JFKが暗殺されなければベトナム以後のあらゆる悲劇は避けられたというアメリカ人の仮定認識が下敷きになっている。しかし過去はあるべくしてある。過去は変えられることを望んでいない。過去を変えることの意味は実は徐々に現されていたのだ。結果、あんな現在を見せられたら、思い留まるしかない。だからといってこんなに泣かせることないじゃないか。キングにはしてやられなかったことがない。
読了日:8月18日 著者:スティーヴンキング
11/22/63 上の感想
JFK暗殺は想像以上にアメリカ人の心に影を落とし続ける事件であるらしい。日本人が坂本龍馬暗殺に対して抱く特別感と似ているだろうか。いや、実際に時代の目撃者となった故に、思うところがある故に、キングはこの架空の世界で彼に命題として与えたのだ。『過去は変えられることを望んでいない。過去は強情だ』。さて行方は。
読了日:8月15日 著者:スティーヴンキング
黄昏の岸 暁の天 十二国記 (新潮文庫)の感想
「魔性の子」と表裏の物語。誰にも愛された泰麒。いたいけな麒麟。その経緯をも知っているから願わずにいられない。泰麒、どうか無事で。泰麒、どうか早く戻って。戻った泰麒はもう幼い麒麟ではなく、かといって記憶をなくしていた高里でもない。彼は王に再び会い、戴を復興することができるのだろうか。今度の新作は、戴のその後がいいな。
読了日:8月14日 著者:小野不由美
ヤノマミの感想
少数民族の閉じた社会には世界観や慣習が外界の影響を受けず残っている。文明化された人間は、なぜ侵入し、知りたがるのだろう。少数民族の社会に受け入れられるために外来者は物を贈る。その外来者や所有物を通して少数民族は外に違った価値観の世界があることを知り、影響を受け変わってしまう。地球上に、純粋に独自文化を残す地は、はたしてまだ残っているのだろうか。ヤノマミの出産には目を疑う。私の価値観では理解ができない。理解できないことを知るために、文明化された人間は異文化を知りたがるのだろうか。それはひどく身勝手な行為だ。
読了日:8月13日 著者:国分拓
夜と霧 新版の感想
本書は原題『心理学者、強制収容所を体験する』のとおり、心理学的アプローチを主軸としているが、導き出された結論は人間存在にとって深遠なものだ。人間の可能性に光を見る。しかし、私が言葉に綴るのはおこがましい気がするのだ。いつか、この言葉が必要になる時が来るかもしれない、その拠りどころとして覚えておきたい。
読了日:8月10日 著者:ヴィクトール・E・フランクル
折れた竜骨 下 (創元推理文庫)の感想
魔術と論理はどう折り合うのか。ミステリの解明に使われた論理は人ならぬ者の性質であったり、怪しげな道具であったりしたけれど、そもそもミステリは用意した材料を破綻なく欺瞞なく組み上げるものだとすれば、これはミステリの王道であり、同時にファンタジーの王道としてのカタルシスをも与えてくれた。すぐに読み返さずにはいられず、ミステリとファンタジー双方の伏線を確認し終えてため息が震えました。二度おいしい。素晴らしい小説でした。
読了日:8月10日 著者:米澤穂信
図解 電気設備の基礎の感想
新入社員に電気設備の概要を把握させるために購入。電気設備とはどこまでの設備を指すのか、また電気工事に関わる者がしなければならない仕事がなにか、全体を網羅している。見開き右ページが図解になっているので、絵本のように眺めるだけでもイメージがつかめそうだ。巻末に索引まである丁寧さ。
読了日:8月9日 著者:本田嘉弘,前田英二,与曽井孝雄
折れた竜骨 上 (創元推理文庫)の感想
いつになく外国の設定で、登場人物も多くて、取っつきにくいと感じたのもつかの間、ファンタジーの要素を強く出しながらミステリの構造は崩していないことに驚嘆。だって魔術とミステリは折り合わないでしょ、どう落とし前つけるの? 私はRPGを想起してしまい、「わたしの初めての騎士」のくだりなど、脳内効果音が響き渡る。かといってバトルではスピード感も損なわれていない。吟遊詩人の存在がまた、いい雰囲気を出している。米澤穂信らしい、ミステリの枠を超えようとする試みが楽しく、気分を盛り上げて下巻へ。
読了日:8月8日 著者:米澤穂信
電気設備工事積算・見積の実務の感想
新入社員に積算のイメージをつかんでほしくて購入。これもほとんどが漫画で、中小規模の電気工事店に大切な事項が目白押し。漫画が描かれたのは平成3年、だいぶレトロな雰囲気だが、やっている業務は一部機械化されたくらいで、悩むポイントもほとんど変わりない。
読了日:8月5日 著者:西森紀一,清家薫
現場がわかる!電気工事入門―電太と学ぶ初歩の初歩の感想
月刊誌「電気と工事」から書籍化。新入社員用に購入したのを読んでみた。電気工事士デビューする若者に活字の本を敬遠する傾向が強いからか、入門用の書籍には漫画が多用される。内容には初心者に大切な事項が多く、私も改めて気づくことが少なくない。事務所に備えつけると決める。
読了日:8月5日 著者:
利休にたずねよの感想
利休の人物故に秀吉は切腹を命じた。一般に知られる結末から遡り、かの有名な茶人の人物と、当代武人らとの経緯を浮き彫りにしてゆく趣向がよい。人間、齢70ともなれば性格が頑固とか強情とかいう段階ではなく、否の返事は当人の選ぶ生き方の発露であるだろう。ではなぜ「否」を選んだのか。切腹を冒頭に配置することにより、読者は常につきまとう不穏さを感じつつ、結末へ至る根を探る。宗恩の胸に迫る物語を終えて表紙に戻れば「利休にたずねよ」。なにを尋ねたいか思い巡らせるうちに、つい余韻へと誘導されている。ほんとうに上手い小説だ。
読了日:8月4日 著者:山本兼一
人は見た目が100パーセント(1) (KCデラックス BE LOVE)の感想
妹から借りた、と前置きしてみるも、どれも身につまされます。自撮りの回など、転げて笑いながらも深く同意。変わりたいか?努力する気になったか? 全っ然(笑)。流行なんてくだらない、と言い放つ資格は、ひととおり極めてみた者にしかない。ならば、「らしさ」という名の手抜きにしがみつくのみ。
読了日:8月2日 著者:大久保ヒロミ
注:
はKindleで読んだ本。
いわゆる著名な読書家ではなく、ちょっとした知人とか身近の人の。
自分の読書の雑多な振れ幅とか、売っちゃったことへの後悔とか、
本の選択を絞る必要性を感じる一方であれもこれも読みたい欲求とか。
時間的、精神的にも読む受容力の限界をも感じているはずなのに。
私、まだまだじゃの。
積読本114冊。気になっている本408冊。

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:18冊

電子書籍には向かないタイプのミステリ。なにか伏線に引っかかるものを感じてもぱらぱらと戻ることができないので、なし崩しに最後まで読むしかなかった。消化不良、でも結末を知ってしまったから、読み直すのもおっくうだわ。
読了日:8月31日 著者:中町信


四国はいいところね。自然も食べるものも、誇れるものでいっぱい。ここはあの人と行きたい。ここもあの人と行きたい。その全てが叶わなくなった今、1ページ1ページの写真のきれいさに胸を締めつけられるよう。旅の計画は保留に。
読了日:8月30日 著者:ダニー・コレマンズ

露伴氏は幼い子供達に、草木を愛する事が人生の糧になるからと背を押した。だから、という範疇を超えて、文さんは木に執着をお持ちだったようだ。全国各地へ飛んで、ただ見たいだけではなく、自ら触れ、樹皮を指で掻き分け爪でこじ、納得がゆくまで諦めない。木々の持つ力と文さんの意外な頑固さが対峙する様を、美しいことばを尽くして描写されていることに圧倒された。遺著。山旅に出て、森に近い場所で読むと楽しそう。杉形ということば、覚えておくこと。
読了日:8月26日 著者:幸田文

怖いも色々である。さて絵画鑑賞には不調法で、幼少時に連れられた絵画展では10秒ほど眺め、なんらかの感慨が湧かなければ次の絵に移ることを繰り返していた。配置や色彩の美しさへのセンスがないのはもとより、教養知識の上に解釈の成り立つことや、小説が人間を描くように絵画もまた人間を描くことに今更気づくのだから、そら楽しみようもなかったのである。見ているつもりで、気づいていないことだらけ。こう解説されれば、絵画っておもしろい。
読了日:8月24日 著者:中野京子

アメリカの常識的な感触を、住んだことのない私は町山氏のエッセイから感じ取っている。少々盛っているところはあるにせよ、スティーヴン・キングのエッセイや小説あとがきに感じられた危惧感の裏付けになる文章もあり、薄ぺらい私のアメリカ像が少し立体化するので満足した。逆バージョンで、日本のことを書いたエッセイがあったら読んでみたいのにな。似たテイストになる予感がする。
読了日:8月23日 著者:町山智浩


氏は職業柄、広大な領域に渡る知識と教養を必要としていた。本は無限にあり、人生は有限。その必需が生んだ読書術である。本の重要性を超速読で判断し、読み込む深さを決める。基礎知識を得るための書籍選択は違えず、基礎知識あってこそ的確に全体を理解し、その分野の速読が可能になる。さて、結局のところは、読書への目的意識に帰結する。何の為に本を読むのか。人生において読まなければならない本が私にあるとすれば、それは何かと考えることである。そのように読まなければならない本は残念ながら私にはないようだ。好きなように読むのみ。
読了日:8月22日 著者:佐藤優


厚さに劣らぬ重たい読後感。キングの小説においてかつてホテルやピエロが敵であったように、今回は過去があたかも悪意を持っているかのようだ。JFKが暗殺されなければベトナム以後のあらゆる悲劇は避けられたというアメリカ人の仮定認識が下敷きになっている。しかし過去はあるべくしてある。過去は変えられることを望んでいない。過去を変えることの意味は実は徐々に現されていたのだ。結果、あんな現在を見せられたら、思い留まるしかない。だからといってこんなに泣かせることないじゃないか。キングにはしてやられなかったことがない。
読了日:8月18日 著者:スティーヴンキング

JFK暗殺は想像以上にアメリカ人の心に影を落とし続ける事件であるらしい。日本人が坂本龍馬暗殺に対して抱く特別感と似ているだろうか。いや、実際に時代の目撃者となった故に、思うところがある故に、キングはこの架空の世界で彼に命題として与えたのだ。『過去は変えられることを望んでいない。過去は強情だ』。さて行方は。
読了日:8月15日 著者:スティーヴンキング

「魔性の子」と表裏の物語。誰にも愛された泰麒。いたいけな麒麟。その経緯をも知っているから願わずにいられない。泰麒、どうか無事で。泰麒、どうか早く戻って。戻った泰麒はもう幼い麒麟ではなく、かといって記憶をなくしていた高里でもない。彼は王に再び会い、戴を復興することができるのだろうか。今度の新作は、戴のその後がいいな。
読了日:8月14日 著者:小野不由美

少数民族の閉じた社会には世界観や慣習が外界の影響を受けず残っている。文明化された人間は、なぜ侵入し、知りたがるのだろう。少数民族の社会に受け入れられるために外来者は物を贈る。その外来者や所有物を通して少数民族は外に違った価値観の世界があることを知り、影響を受け変わってしまう。地球上に、純粋に独自文化を残す地は、はたしてまだ残っているのだろうか。ヤノマミの出産には目を疑う。私の価値観では理解ができない。理解できないことを知るために、文明化された人間は異文化を知りたがるのだろうか。それはひどく身勝手な行為だ。
読了日:8月13日 著者:国分拓


本書は原題『心理学者、強制収容所を体験する』のとおり、心理学的アプローチを主軸としているが、導き出された結論は人間存在にとって深遠なものだ。人間の可能性に光を見る。しかし、私が言葉に綴るのはおこがましい気がするのだ。いつか、この言葉が必要になる時が来るかもしれない、その拠りどころとして覚えておきたい。
読了日:8月10日 著者:ヴィクトール・E・フランクル

魔術と論理はどう折り合うのか。ミステリの解明に使われた論理は人ならぬ者の性質であったり、怪しげな道具であったりしたけれど、そもそもミステリは用意した材料を破綻なく欺瞞なく組み上げるものだとすれば、これはミステリの王道であり、同時にファンタジーの王道としてのカタルシスをも与えてくれた。すぐに読み返さずにはいられず、ミステリとファンタジー双方の伏線を確認し終えてため息が震えました。二度おいしい。素晴らしい小説でした。
読了日:8月10日 著者:米澤穂信

新入社員に電気設備の概要を把握させるために購入。電気設備とはどこまでの設備を指すのか、また電気工事に関わる者がしなければならない仕事がなにか、全体を網羅している。見開き右ページが図解になっているので、絵本のように眺めるだけでもイメージがつかめそうだ。巻末に索引まである丁寧さ。
読了日:8月9日 著者:本田嘉弘,前田英二,与曽井孝雄

いつになく外国の設定で、登場人物も多くて、取っつきにくいと感じたのもつかの間、ファンタジーの要素を強く出しながらミステリの構造は崩していないことに驚嘆。だって魔術とミステリは折り合わないでしょ、どう落とし前つけるの? 私はRPGを想起してしまい、「わたしの初めての騎士」のくだりなど、脳内効果音が響き渡る。かといってバトルではスピード感も損なわれていない。吟遊詩人の存在がまた、いい雰囲気を出している。米澤穂信らしい、ミステリの枠を超えようとする試みが楽しく、気分を盛り上げて下巻へ。
読了日:8月8日 著者:米澤穂信

新入社員に積算のイメージをつかんでほしくて購入。これもほとんどが漫画で、中小規模の電気工事店に大切な事項が目白押し。漫画が描かれたのは平成3年、だいぶレトロな雰囲気だが、やっている業務は一部機械化されたくらいで、悩むポイントもほとんど変わりない。
読了日:8月5日 著者:西森紀一,清家薫

月刊誌「電気と工事」から書籍化。新入社員用に購入したのを読んでみた。電気工事士デビューする若者に活字の本を敬遠する傾向が強いからか、入門用の書籍には漫画が多用される。内容には初心者に大切な事項が多く、私も改めて気づくことが少なくない。事務所に備えつけると決める。
読了日:8月5日 著者:

利休の人物故に秀吉は切腹を命じた。一般に知られる結末から遡り、かの有名な茶人の人物と、当代武人らとの経緯を浮き彫りにしてゆく趣向がよい。人間、齢70ともなれば性格が頑固とか強情とかいう段階ではなく、否の返事は当人の選ぶ生き方の発露であるだろう。ではなぜ「否」を選んだのか。切腹を冒頭に配置することにより、読者は常につきまとう不穏さを感じつつ、結末へ至る根を探る。宗恩の胸に迫る物語を終えて表紙に戻れば「利休にたずねよ」。なにを尋ねたいか思い巡らせるうちに、つい余韻へと誘導されている。ほんとうに上手い小説だ。
読了日:8月4日 著者:山本兼一

妹から借りた、と前置きしてみるも、どれも身につまされます。自撮りの回など、転げて笑いながらも深く同意。変わりたいか?努力する気になったか? 全っ然(笑)。流行なんてくだらない、と言い放つ資格は、ひととおり極めてみた者にしかない。ならば、「らしさ」という名の手抜きにしがみつくのみ。
読了日:8月2日 著者:大久保ヒロミ
注:

Posted by nekoneko at 17:25│Comments(0)
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