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2016年10月01日

2016年9月の記録

空いた時間にやらなければいけない家事と、本を読む時間のバランスが難しい。
手が空いたからといって、対話もせねばならぬ。
指がそわそわ、本のほうへ伸びていくのはこれ是か非か。

積読本93冊(うちKindle本19冊)。

ブック

2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:12冊

ダーク・タワー〈4〉魔道師と水晶球〈中〉 (新潮文庫)ダーク・タワー〈4〉魔道師と水晶球〈中〉 (新潮文庫)感想
中弛み。前回もこのあたりで挫折したのだったか。この地でのエピソードは長い。ローランドにとって存在感の大きなものを失う序章だから、仕方ないのだ。カスバートやアランとの絆がひび割れ、取り戻され、より強い<カ・テット>になった。不穏な桃色。いよいよだ。
読了日:9月30日 著者:スティーヴンキング

世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて (集英社新書)世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて (集英社新書)感想
この対談の組合せは興味深い。話の切り口や言葉選びは違うのだが、同じ焦点、同じ指向の展開がとても面白かった。しかし、知性の上に成り立った真摯な対話から見える世界は、目前にありながら私が思い至りもしないものであり、導かれる近未来は私を慄然とさせた。大きな戦争を経た現代は、どの過去より賢く、より平和な世界へ進歩したと思っていたが、世界を率先して動かしてきたのは自由や平等、世界標準の皮をかぶった妄念だったのか。いま世界は『集合的な無意識のレベルで』世界秩序を復元しようとしている。生き抜く力に変えたい。お勧めです。
読了日:9月27日 著者:内田樹,姜尚中 ファイル

夢幻花 (PHP文芸文庫)夢幻花 (PHP文芸文庫)感想
生きる上での義務の話。感想を書く権利は放棄しますので、ナイス!は無用に。帯にこんなに時間をかけ、考えた作品は他にない、と東野さんの言葉としてある。この言葉が呪いのように、読む私の熱意を絶えず邪魔した。妹は、期待値が上がりすぎている、と言う。東野さんの意気も、私の求める水準も上がっていて、その落差が常にちらついてしまうから、このような苛々した書きようになったのだろう。帯はそれを増幅させてしまった。東野さんのメッセージ、若い人には、お勧めします。
読了日:9月25日 著者:東野圭吾

世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!感想
夜間睡眠のみを是とする、いわゆる西洋的合理主義社会では大の大人が昼間に眠るのは許されないとするが、戦略的仮眠という名の昼寝等、例外は多く、昼寝が習慣化されていた時代もあったり一概でない。昼の短時間の睡眠が脳の働きにとって良いのは現代の大前提となりつつある。さらに日本では見苦しくなく迷惑をかけなければ公共の場でも睡眠を取っていても許される文化と、良い治安がある。一方、有償勤務中に寝るのは、きっと暇なのだ。勤務時間を儀式的に用いる文化が否応なく眠気を誘い、西洋の合理主義者の首をひねらせるのだろう。誤解が多い。
読了日:9月13日 著者:ブリギッテ・シテーガ ファイル

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)感想
高野さんのルーツ、早大探検部の冒険。よく全員還って来られたと感心するくらい、コンゴの密林の体験は日本人の常軌を外れている。ムベンベの真実はともかく、体ごと飛び込んでいく無謀な形も、アフリカとの取っ組み合いも、すでにここに萌芽していた。高野さん自身、末永いつき合いになると予感している。一緒にコンゴへ行ったメンバーのその後も興味深い。
読了日:9月10日 著者:高野秀行 ファイル

週刊東洋経済 2016年9/10号 [雑誌](みんなペットに悩んでる)週刊東洋経済 2016年9/10号 [雑誌](みんなペットに悩んでる)感想
ペット特集があったので。① 医療の悩み、② 老いの不安、③ 飼い主の倫理の3パート立て。生体販売や繁殖業者、ひいては殺処分などの社会問題から、ペットの医療、保険、看取りがどうあるべきかの飼い主の心構えまで、とても真摯でよい内容でした。お勧めです。
読了日:9月8日 著者: ファイル

オリンピア―ナチスの森で (集英社文庫)オリンピア―ナチスの森で (集英社文庫)感想
1936年、ヒトラー政権下のオリンピックベルリン大会。沢木さんは意欲的だ。老境のレニへのインタビュー。大量の取材をもとにした、選手個々人の記憶。継ぎ接ぎの情報を待つしかなかった報道。先日のリオ大会と比べるに、途切れなく送られる鮮明な映像によってカタルシスに淫する現代とは違ったなにかがベルリンにはあった。東京にもあった。『たとえ東京で二度目の大会が開かれたとしても、一九六四年のオリンピック以上のものにはなりえない』と沢木さんは言う。失ったものを、私たちは次の東京大会で痛感させられるのかもしれない。
読了日:9月8日 著者:沢木耕太郎 ファイル

漂うままに島に着き漂うままに島に着き感想
あれあれ、内澤さんの文章ってこんなだったかしら。やわらかくて、率直で、饒舌。『めちゃくちゃ心穏やかにして伸びやかに』暮らせているとのこと、小豆島を気に入ってもらえて嬉しい。『未知の島に身を置いて、未知の自然、未知の人間関係を味わってみたい』旅の延長のような移住から、鬱屈のない人間関係を築けた定住へ。しかしあとがきは不穏である。不埒な輩が出たか。内澤さん大好きな読者としては、内澤さんがヤギと空や海を眺めて満ち足りる日々がいつまでも続くことを、高松から願っている。著者サインの横には草食むヤギ。
読了日:9月6日 著者:内澤旬子

リンネル特別編集「掃除の基本」おさらい帖 (e-MOOK)リンネル特別編集「掃除の基本」おさらい帖 (e-MOOK)感想
重曹にしてもセスキ炭酸ソーダにしても「ひとつでいろいろ使える」洗剤として認識していたのだが、いまいちわかっていない。この本では特徴ごとに使い分けよう!と細々書かれている。んん、系統立てて把握しようという目論見は外れ、ひととおり読んでみて少々面倒くさくなった。場当たり的に確認するべく、保管。
読了日:9月6日 著者:

鬱屈精神科医、占いにすがる鬱屈精神科医、占いにすがる感想
いっそコミカルなタイトルに反し、占い師のくだりは1割未満で、ドロドロした怨嗟のような独白とえげつなく自己陶酔的な自己分析、雑談が続く。じっくり読むのは気分を引きずられそうで躊躇われ、それ以前にそんなん嫌なこった。博識には違いなくも、誰だ、この人に本の執筆を依頼したのは。自分の背負う業は、つかの間晴らされたとしてもついぞ消え去りはしないもの。
読了日:9月5日 著者:春日武彦 ファイル

「言霊USA」特別LIVE アメリカ大統領選2016【文春e-Books】「言霊USA」特別LIVE アメリカ大統領選2016【文春e-Books】感想
日本では笑い者にしかならないトランプ氏がなぜ支持を集めるのか、アメリカの政治史をひもといて町山さんが真っ当に解説してくれる。大前提は「トランプは票を集めるために差別主義者を演じている」。さらに共和党の党是に反した民主党的な政策や、『人々のニーズを察知して、それを増幅させて返す』ビジネスの手腕で予備選を勝ち抜いたのだ。トランプの言葉を信じたいアメリカ人の切実さも、わかるような気がしてきた。でも政策が無茶苦茶なんじゃ意味ないやん。ポピュリズムは暴力的で大衆の怒りに満ちている、だから危険とも。
読了日:9月3日 著者:町山智浩 ファイル

ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実感想
本書は世間のビジネス書やコンサルタントが語りたがらない事実を、正当な研究結果を挙げて語る。ISO、M&A、株式上場などの経営手法は利益率向上に貢献しない。もとい、全ての企業に利するはずがない。なぜなら会社は他社と同じ手法を取り入れれば大きくなるような単純なものではないからだ。革新と意思決定は有機的なもの。他社の真似やコンサルの甘言、世の成功理論に惑わされず、余計な煩雑作業に手を出さないことが、転がり込むチャンスを逃さない準備を整える力になる。何のために変革を行うか、考え方のトレーニングとして面白かった。
読了日:9月2日 著者:フリークヴァーミューレン ファイル


注:ファイルはKindleで読んだ本。

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