したことログ。

香川が全国ニュースになるくらい有名なものといったら、
讃岐うどんと渇水くらいだと思っていました。

謹んで訂正させていただきます。

こんぴら歌舞伎、素敵ですよ！！

東京から観客が来るくらい、お好きな方には人気のあるものだとは知っていました。
でもお好きな方というのは少々無理をしてでも観たいと思うものだし、
古びた芝居小屋で観るのもまた一興、くらいの認識だったんです。

違いました。
そこは、夢の場所でした。

中村勘三郎さんはじめ、日本一流の歌舞伎芸。
それは子どものころイメージしたような、淡々とした理解しがたいものではなくて、
人の気持ちにあふれた、人をおもしろがらせることもできるものだとは大発見でした。

加えて、金丸座の持ち味。
板戸を締め切って団扇で暑さを紛らわせながら観るとか、
天窓をぱたりと閉めて、夜になった趣向にするとか、
古びた小屋のくせにあんなところに奈落の仕掛けが！といちいち驚くとか、
座布団１枚のスペースで足が痛くて、前の人の頭の間から右、左とのぞき観るとか。
ここで昔の人も、泣いたり笑ったり、上演を心待ちにしていたのかなぁ。
と思うと感慨もひとしお。



もちろん特権ですから、座布団に陣取ってからこんぴら饅頭を食べ、茶を飲み、
アイス最中まで食べました(笑)。

また行きたいです。