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2014年03月01日

2014年2月の読書

当月はアイドリングの月。
セイゴオさんは、読書はフローだと言ったけれど、
あえて自分を動かさないような読書はアイドリングと名付ける。
読書に精神を割けなくて、スタンスを維持するだけ。
これはこれで、整流機能は持っていると思う。

積読本126冊。気になっている本430冊。
ありゃ減ってない。

ブック

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:9冊

はい、泳げません (新潮文庫)はい、泳げません (新潮文庫)感想
からだの運動を習うのは私にも難しい。先生の指南を頼りに、理屈でからだを動かそうとしても、からだは理屈で動くものではないから。かえって訳がわからなくなって、からだがばらばらになりそうな感覚にさえ陥る。なんとかクリアできたかと思って反芻していたらまた次の指南で大混乱する。著者のあっぷあっぷ感は全然他人事じゃない。なんやかやと言い訳の多い著者。軽いエッセイとして読むのもよし。
読了日:2月20日 著者:高橋秀実 ファイル

ローマ帽子の秘密 (角川文庫)ローマ帽子の秘密 (角川文庫)感想
登場人物の多いミステリを電子書籍で読む行為がどれだけ苦痛か。リチャードとエラリーのともだち母娘ならぬともだち父子の関係造形が興味深い。
読了日:2月19日 著者:エラリー・クイーン ファイル

わたしの献立日記 (中公文庫)わたしの献立日記 (中公文庫)感想
文字に起こした献立は、あら炊き、ふくめ煮、おすまし、といった日本語ならではの表現がそそると同時に、自らの明日の献立をあれこれ夢想させる。いま、食べたいと思うものを自分にちょうどいいだけ、美味しく食べるのが口福。そして季節ごとの食材をどう料理して美味しいものに仕立てるかを考えることも口福なんやわね。料理できるように育ててくれた母に感謝。沢村さんのノートが羨ましくなって、スケジュール手帳にメニューを書き留め始めてみた。食べる前に写メに撮っておくと、まとめて書くのも楽よ。
読了日:2月16日 著者:沢村貞子

イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)感想
Side-A、Side-Bって、ある年代以降の世代にとってはなんのこっちゃ、でしょうね。リアルタイムの世代ではないけれど、昭和の感覚が身に沁み込んでいるんだなって実感した。そりゃ驚きましたよ。がらりと景色が変わった痛快感がいい。彼女は最終的になにを手に入れたのかしらね。
読了日:2月14日 著者:乾くるみ

いっしょにあそぼ あかあかくろくろいっしょにあそぼ あかあかくろくろ感想
知覚が発達する前の乳児が反応を見せる図柄は、原色でくっきりはっきりして、単純なパターンであるようだ。音も、あかあか、くろくろ、単純な繰り返し。子供を産みたいとさほど強く思わない性質だれど、一緒にこの本を開いて、一緒に目で追って、発達していく様を見ることは、どれほどの驚異だろうと羨ましくなった。
読了日:2月13日 著者:柏原晃夫

うんち したのは だれよ!うんち したのは だれよ!感想
これ、子供は喜んでわややな。大人も、やつのは雑食やから臭いんやな、とか、あー、原形なしかー、とか、発見することも多くて楽しい。これを持って、動物園へ子供連れて行きたいな。
読了日:2月13日 著者:ヴェルナーホルツヴァルト

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)感想
をを。まだ続きますね。売れたから延命というよりは、当初からの計画的どおりに謎(と恋エピ)を小出しにしているみたい。ネタ本を探す意欲も衰えず、まだまだ勢いよく売れそう。
読了日:2月9日 著者:三上延

ひとりの午後にひとりの午後に感想
特段ひっかかるところのないエッセイやなぁ、と思いながら読み進めたが、独りの生き方や、老年に差しかかってからの在り様などはさすが深く、引き込まれた。家族と生きることは素敵。でも離婚や夫に先立たれる可能性を考えれば、未婚でなくとも独りで老年を生きる可能性は低くないんだよね。そのときどれだけ意欲的に上手に生きられるかで、人生の密度はどんどんあげていけそう。私はどんなふうに歳を取れるだろう。『ひとりの充実、わたしのほかには何もいらない何も恃まない、女の豊かな自恃と充実とがあって、わたしは思わず涙ぐみそうになる』
読了日:2月4日 著者:上野千鶴子 ファイル

猫のよびごえ猫のよびごえ感想
いつもどおりひょらひょらした風に書かれているが、かなり切羽詰まった状況になったと私は思う。捨てられた、または保護された猫を引き取る。それが重なった結果、食べることができずに病む猫やマーキングで示威行動をとる猫が現れる。家じゅうぐちゃぐちゃである。猫率を下げないと解決しないが、減るより増えるほうが早い。捨て猫が多い土地のようだ。そして町田さんは捨てられた猫を見過ごすことができない。町田さんと敦子さんが消耗しないかひどく心配。飼い猫を捨てる人間をもっと声高に責めていい。そういう人こそ呪われるべきなのに。
読了日:2月3日 著者:町田康

注:ファイルはKindleで読んだ本。

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