したことログ。

yomyomの自炊も10冊近くなり、手順が固定化してきました。
初期及び基本的なの手法はこちらで。



裁断
私の裁断は文具カッターであることを前置きします。
最初は背表紙とともに余白も切り落としていましたが、
どうしてもスキャンの引っかかりの原因になります。
さらに雑誌だとページによって余白幅が違うことがあって、
必要部分を落としてしまう失敗のもとです。
背表紙だけ1cm程度の幅で、軽い力で真っすぐ切り落とします。

スキャン
表紙は表紙だけでスキャン。
その他は6つくらいに分けてスキャンします。
これは失敗をなくすためと後の作業効率のために。
最終的にＰＤＦソフトでひとつのファイルにします。

ＰＤＦ編集
私が使っているのはAdobe Acrobat8 Standardです。

ＯＣＲテキスト認識機能をかけます。
ＯＣＲ自体必要ではありませんが、傾きを修正してくれます。

ページのトリミング機能で余白を落とします。
奇数ページと偶数ページで余白幅が違うのでそれぞれ設定します。
トリミングをかけてみて文字が切れたりしないか確認して、
駄目な箇所があればやり直します。
スキャンを小分けにしたのはこの確認作業を楽にするためです。

ファイルサイズ縮小機能をかけます。
見た目はあまり変わらないので、心もちメモリ節約になるかと。

最終段階でＰＤＦファイルを順序どおり結合します。
保存して完成
これが猫々亭式自炊です。

yomyomがＡ５版、余白を落とすとＢ５に近い大きさになります。
Kindle3で読むにはコントラストを少々上げればじゅうぶんですが、
これより小さくなると読むのは辛いと思います。
なので、手持ちのyomyom以外自炊することはない…と思ったのに、
自炊前提でオールスイリを買ってしまいました。
そう、この文芸雑誌というのは自炊にちょうどよい大きさなのです。

「自炊せず普通に読めば？」と少し前の私でも言いそうですが、
厚さとか、持ち運びとか、見栄とか、慣れると心地よいのです